私の子どもは、場面緘黙症~スモールステップを始めよう<番外編・本当に場面緘黙症なの!?>

はいっ! しんママ☆りんごです♡
我が家に緘黙っ子がいるので、
「しゃべらないんだけど、場面緘黙症かな~?」
「人見知りが激しいんだけど、場面緘黙症かなぁ~?」
などと、聞かれることがあります。
しゃべらない=場面緘黙症ではないんですけどね。
我が家の緘黙っ子は、病院でちゃんと診断されてますので、間違いなく「場面緘黙症」なんです。
けれど、ネットの記事を見たりすると、自己判断されてる方がいらっしゃって。。。
病院に行ったところで、治るわけでもないんですが(;・∀・)
自己判断して症状名・病名が違ったらアプローチを間違え、その症状が長引いてしまうかもしれません。
できるだけ、病院にいきましょうね(*‘∀‘)
そこで、今回は、病院に行く前にちょっと確認!
もしかして場面緘黙症ではないんじゃないの?という症状・病気を紹介していきたいと思います。あくまで、参考に☆
不安神経症
不安神経症とは。。。
日常生活の中で根拠がない不安や心配を漠然と持ち続ける病気です。
全般性不安障害とも呼ばれる病気で「泥棒が来るのでは。。。」「車にひかれるのでは。。。」などと、不安や心配を感じてしまいます。
場面緘黙症は不安神経症の中の一つと考えてもいいのではないのかと思います。
我が家の緘黙っ子も漠然とした不安を毎日持って学校に通っています。
不安神経症はその不安をコントロールするために病院で薬がでたり、精神療法を行います。
対人恐怖症
対人恐怖症とは。。。
いつも他人にどう思われているか。。。と不安になり、他人とのコミュニケーションや人前での行動など不安が生じそうな状況から逃げ、日常生活に支障が出ている状態のことです。
場面緘黙症とは部分的に重なるところもあります。コミュニケーションを取りづらいところは同じですね。
アダルト・チルドレン(AC)
アダルト・チルドレンとは。。。
子どもの頃に、家庭内トラウマによって傷つき、そのまま大人になった人のことです。
子どものころの家庭の経験が現在生活していくうえで支障となっています。
親の過度な期待に応えようとしたができなかった人、自分のためではなく誰かのために生きてしまった人、いい子でいたかったのに続けられなかった罪悪感、居場所のない孤独感に苦しんでいる人たちです。
そのため、声が出なくなってしまうこともあります。
例えば、小さいときに両親から学校で一番になれ!!!と言われ続け、その期待に応えようと頑張ってはいたが、結果が出せず、罪悪感が残り、両親の前では声がでない。という状況です。
場面緘黙症とは、全く違うものですね。
社会不安障害(SAD)
社会不安障害とは。。。
人前で何かをするときに、緊張が高まって不安や恐怖を感じ、次第にそのような状況から逃げるようになる病気です。
経験を積むにつれて自然にふるまえるようになります。
しかし、どんどんエスカレートして、日常生活に支障をきたす場合もあります。
SADは大人に多い病気です。
場面緘黙症の人がいじめられてSADを発症する可能性はあるとおもいます。
場面緘黙症は子どもが多い症状で、大人になるにつれ症状がなくなる場合もあります。
どちらも人とかかわるのが苦手ですが、SADのほうが苦痛に感じています。
統合失調症
統合失調症とは。。。
現実とのつながりの喪失(精神病)、幻覚(幻聴)、妄想(強い思い込み)、異常な思考・行動、感情表現・意欲の低下、対人関係や仕事などの日常的な役割を成し遂げることに関する問題を特徴とする精神障害です。
場面緘黙症は、こういう症状はでてきませんね。
失声症
失声症とは。。。ストレスや心的外傷などによる心因性の原因から、声が出なくなった状態のことです。
「失語症」とは別の症状です。
場面緘黙症は、全く話せないわけではありません。学校や会社などで話さないだけで、家では話せる人がほとんどです。
まとめ
いろいろ場面緘黙症と色々似た病名を紹介しましたが、何かみんなと違うな?!と思ったら自己判断せず、すぐに受診しましょう。
医師の判断での早期発見がはやい治療につながります。
私たち親は、完全に不安を取り除いてやることはできません。
しかし、少しでも不安が消えるようにいつも安心できる存在でいなければならないと思っています。。。(ストレスにならない程度にね(*^▽^*))
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