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場面緘黙症の子供への取り組み(小学3年生)~通級教室でしゃべった!

2020/07/11
 
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わけあって離婚。40代半ばでシングルマザーになりました。 未成年の子供が3人。育ち盛り、食べ盛りで家計は火の車! パートの収入8万円では、全く足らず。。。 何とかなるの?これからどうするの?と思い、 誰かに報告、連絡、相談の【ほうれんそう】をしたくて、ブログをはじめました。 よろしくお願いいたします。

そろそろ学校でしゃべってほしいなぁ。。。と保護者の方は思っていませんか?

 

小学校に入学してから3年目になるのに、まだうちの子しゃべらないわ。。。どうしよう。。。

と不安になりますよね。

 

 

何も支援しなくても話せる子もいます。

支援しても話せない子もいます。

 

緘黙っ子たちの心が安心できているのか、不安でいっぱいなのかで、そこはそれぞれ変わってくると思います。

 

できるだけ、学校を安心できる環境にしてあげなくてはいけませんね。

 

 

そのためにも、お仕事や他の兄弟姉妹のことやおうちのことでお忙しいかもしれませんが、

少しだけでも保護者の方と学校の先生が連携して緘黙児の居場所を作ってあげてほしいです。

 

 

我が家の緘黙っ子が、小学3年生の時に私がおこなった取り組みをご紹介します。

個人懇談や参観日のあとなど担任の先生とお話する時に支援の参考にしてもらえたら嬉しいです☆

 

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緘黙児への小学3年生の取り組み

クラス替え

 

2年生の新採用の先生との最後の懇談で、

 

「3年生は仲のいい子と一緒にお願いします!!!」

 

と念押ししました。だって、念押ししておかないとどうなるか不安だったから。。。

 

 

 

すると、担任は

 

「仲のいい子って誰ですか?」と聞いてこられたので

「Aちゃんと、Bちゃんと、Cちゃんと、Dちゃんと。。。」と、4、5人名前を出しました。

 

 

すると、

新学期のクラス替えで私が名前を出したお友達全員と一緒のクラスに( ̄▽ ̄;)

 

全員一緒にしてほしい。。。と頼んだわけではなかったのですが、みんな一緒になりました!

 

おかげで緘黙っ子は大喜び(;^ω^)ソリャソウダヨネ 

超安心できる1年がおくれました。

 

超ベテランの担任

 

昨年度とは違い、超ベテランの担任になりました。

 

この先生は、何かあれば、即行動してくれる先生で、嫌がらせをされたときに連絡帳で

 

「。。。のようなことがありました。また今度同じようなことがあれば支援お願いします」

 

と私が書いたら、「また今度」ではなく翌日にちゃんと、

 

  • どうしてそうなったのか当事者を集めて事情聴取
  • →これからどうしたらいいのか相談
  • →解決!

 

。。。と緘黙っ子が不安にならないように早い支援をしてくれました。

こういう支援はとっても嬉しかったです。

 

通級教室でしゃべった!!!

 

昨年度から通っている通級教室では、通級の先生がとっても優しいので、素の緘黙っ子がダダ漏れです(;^ω^)

 

教室では緊張していますが、 

ここでは、だらだらしたり、すねてみたり、自由にさせてもらってました。

おこなっていたことは、主にプレイセラピーです。

 

 

ある日、先生と一緒に小麦粉ねんどで遊んでいると、

 

しゃべったんです。

しかも自分から!!!

 

なんて話したかというと。。。

 

 

 

「臭い」( ̄▽ ̄;)

 

 

 

小麦粉ねんどが臭かったようです。

伝えたくてたまらなかったのでしょう。

 

それから少しずつ先生としゃべるようになり、ここ通級教室ではありのままの元気な明るい緘黙っ子として遊べるようになりました!

 

通級教室は校内で最も安心できる場所になりました(*^^)v

 

運動会

 

去年は無表情でしたが、ちゃんとみんなと同じことができました。

3年生ではどうだったかというと。。。

 

笑顔でみんなと一緒に出来ました(≧▽≦)ヤッタ!!!

スモールステップ!!!

 

 

1年生の時に何もできなく落胆している私に校長先生が

 

「。。。3年経ったらできるようになりますよ」

 

と言ってくれたとおり、ちゃんと3年後にできました!

 

 

【このエピソードはこちらから】

 

小学3年生は、クラスリレーでした。

アンカーをつとめ、満足げにゴールしていました!

 

 

「運動会楽しかった~早く来年の運動会にならないかな」

。。。と楽しみながら活動できたようです。

 

声を聞かせた学芸会

 

こちらは運動会とは違って、苦手の苦手、大苦手の学芸会です。

 

大勢の観客の前で演技や歌をしなければならない。。。

となると、とっても緊張して毎日の練習もお腹が痛くなります。

 

 

今年も振り付けを一生懸命覚えなきゃな。。。と思っていると担任の先生が、

 

「ボイスレコーダーを使ってみませんか?」

 

と案を出してくれました。

 

(;゚Д゚)!!!な、なんですと!!!

緘黙っ子の声をボイスレコーダーで流すというのです。さっそく家で緊急会議を開きました。

 

 

  • 本人の気持ちを大事にすること。
  • 先生の気持ちをつたえること。
  • ママの気持ち。
  • ボイスレコーダーが将来につなげることは何か?

 

悩みましたよ~私も緘黙っ子も。

 

悩んで時間ばかり経つので、

学校から借りてきたボイスレコーダーにとりあえず声を吹き込んでみることにしました。

 

 

私と緘黙っ子で再生。。。

自分で聞いている声とボイスレコーダーから出る声があまりにも違ったようで、緘黙っ子は録音をやめてしまいました。。。

 

残念だな。。。

せっかくいい機会だったのに。。。

みんなに声を聞かせるいい機会だったのに。。。

と数日私がモヤモヤしていました。

 

モヤモヤしていても何も変わらない!。。。と思い、

「もう1度録音してみない?」

と誘ってみると、ベストな表情ではありませんでしたが、応じてくれました。

 

そして再度録音!!!

何回かしていると慣れてきて、

こんな声はダメだとか、

噛んだとか、

言いながら撮り終えちゃいました(*^▽^*)

 

 

そして、学校に持っていき

「まずクラスでボイスレコーダーの声を聞かせて、全体練習へ」と。

 

クラスから全体へのエピソードはこちらから】

 

この「クラスから全体へ」が緘黙っ子にかかわる先生の中で定着していきました。

安心度が全く違います。

 

特に今回は自分の声を聞かせるということだったので、慎重に支援してくれたようです。

 

 

クラスで初めて声を聞かせたときは少しざわつきましたが、2回目からは誰も騒ぎませんでした。

そして、全体練習でボイスレコーダーを使用したとき、やはり少しざわついたようですが、次の練習では誰も何も言わなかったようです。

 

 

担任の先生は、緘黙っ子がどう思っているかを 何か取り組みをするとやりっぱなしではなく、すぐに電話連絡して気持ちを確認してくれます。

その電話は親子でとっても助かりました。

 

ボイスレコーダーを使った学芸会は大成功でした(≧▽≦)

 

放課後担任と遊ぶ

 

小学2年生の時に出来なかった、「放課後担任と遊ぶ」を再開しました。

 

【放課後担任と遊んだ取り組みはこちら】

 

 

1年生の時に月に1回おこなっていたのを2回に増やしました。

 

なぜかというと、通級教室で良いテンションでしゃべれているんです。

そのテンションで教室に行って、今度は担任としゃべれないかな~と思ったからです。

 

百人一首やかるた、トランプなどして遊びました。

 

担任とは話しませんでしたが、

担任との距離が親子で近くなったのと、

素の自分を見せても平気になりました(放課後、担任限定ですが(;^ω^))。

 

お忙しいのに、時間をとってくれて担任の先生には感謝です!

 

その他

 

市が主催する児童生徒美術展に作品を出品してくれました!

今まで絵画で評価されたことはなかったのですが、

「色遣いが誰よりもきれい!!!」

と担任が言われ、出品してくれました。

ここから、絵に興味を持ちはじめ、レベルアップし毎年出品してもらえるようになりました!

 

市の読書感想文コンクールで最優秀賞をいただきました!

「誰よりもエピソードが良かった!!!」

とめちゃくちゃ添削してありましたが、直して提出すると市で一番の最優秀賞をいただけることに!!!

はじめて賞状をもらったのでうれしそうでした!

 

こういうことで自信がつきました。

絵という特技は今も続いています。

この自信は他のことへもつながっていきました(≧▽≦)

 

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まとめ

 

昨年度は新採用の先生、今年度はベテランの先生と全く違う1年間でした。

ベテランの先生は子どもへかかわる引き出しを何個も持っていて、それを緘黙っ子にも上手に使ってくれました。

 

 

教室でしゃべるということはこの年もできませんでした。

しかし、先生がくれた安心と自信は緘黙っ子の宝物となりました。

 

私もこのころまでは、しゃべるのがゴールだと思っていましたが、

安心できる場所をたくさん作ってあげること、

これが一番大切なんだなぁと思いました。

 

通級教室のような安心できる場所が校内でたくさんできると

心の安心も増えてきて、

それが満タンになった時に

言葉もあふれだすのだと思います☆


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Comment

  1. 水野 より:

    22歳の次男は、かんどう もあり、今だに、家以外では、一言も話せません。友達もいません。考え 思い、書けません(7年間 2カ所で、月3、療育していました)家族以外に、声聞かれたくないみたいです。高校受験は、無理で、行きにくさで手帳取って、特別支援学校。今は、福祉就労しています。私が死んだら1人で生きていけません。心配で心配で うまくいってる人の事聞くと羨ましいです。

    • しんママ☆りんご より:

      こんばんは。私も水野さんと同じ思いをもっています。
      現在我が家の緘黙っ子はとっても頑固な緘黙なのでなかなか声がだせません。
      外へ出ると、だんまりスイッチが入り笑えるほど別人になります(困)。
      これからの受験、人間関係等、私がいろいろ考えるタイプで、シングルマザーということもあり、相談するパートナーもいませんので、スクールカウンセラーさんやクラス担任、病院の先生に話を聞いてもらい、いろいろな人の意見や方法を聞き、私が手助けできることを今必死でやっています。
      このブログは、完治できるとかではなく、私が実際に見たり聞いたりやってきたことを、何から手をつけていいのかわからない保護者・関係者の皆さんに参考にしてもらいたいと始めました。
      水野さんのお子様に参考になることがこのブログで何か見つかっていただければいいのですが。。。
      同じ緘黙の子どもをもつ親同士、いつでも連絡ください☆
      仲間がいると思うと私も頑張れます(⌒∇⌒)

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