場面緘黙症の幼児~卒園式にできること!<幼稚園・保育園>私の子どもは場面緘黙症
はいっ! しんママ☆りんごです♡
以前、生活発表会(学芸会)のスモールステップを見ていただきました。
人前でほんとに色々できるようになってきました。
しかし、みんなと同じような気持ちで臨めているわけではありません。
普通の子どもの100倍緊張しています。
いつ緘動がでるかもわからないんです。
けれども、そんな不安がいっぱいの中でも3学期の大イベント卒業式の練習~本番がやってきます。
どの程度、できたのでしょうか?もう少し聞いてくださいね☆
年長組(3学期)のスモールステップ
小学校1日体験入学
2月に小学校1日入学がありました。
1年生と一緒にお勉強します。
知らない1年生とマンツーマン。
引率していた幼稚園の先生も大丈夫かしら。。。と思っていると、
ペアの1年生がとっても優しく、いろいろ教えてくれていました。
ちゃんと小学校の先生の言うことをよく聞いて動けていました、と。
みんなと一緒にいろいろできたことと、小学校の教室に入れたことがとっても嬉しかったようで、家に帰ってきてからたくさん小学校での事を話してくれました。
「今日ね、小学校に行ってね。。。小学校のお兄ちゃんがね。。。お友達とね。。。」
マシンガントークです( ̄▽ ̄;)
いっぱいしゃべってくるので
「小学校に行ったらしゃべれるかな?」
とちょっと意地悪気に聞いてみると
「それは。。。わからん(;^ω^)」
「はい」とは、なかなか言えないようです(;^ω^)
でも小学校がどんなところかわかったので安心して入学できそうです。
卒業(園)式練習
生活発表会(学芸会)の時に
「できなくても、その場からは逃げたくない。私一人だけ、その場から外れるのはいやだ」
と言っていた気持ちは今も変わりません。
卒業式の練習では出来ないことがいっぱいでした。
- 歌が多い。
- 子どもから親への感謝の言葉が一人一人ある。
歌は4曲ありました。
答辞は一人一人がセリフがあり、セリフの後にシュプレヒコール。
からの、歌。
このパターンが何度かありました。
もちろん歌・答辞・シュプレヒコールは出来ません。
ただ立っているだけ。
できないので、体が固まり緘動が出てきました。
担任の先生からも
「生活発表会の時にできていた”礼”の動きが悪くなっています」
と言われたので、
前回やったやり方でもう一度”礼”の練習をしてみてください、
とお願いしました。
式の練習はたくさんやることがあり 子どもたちは覚えなければならないことがたくさんあるのに 先生は時間を割いて”礼”の練習もしてくれました。
おかげでちゃんと練習で”礼”ができるようになりました。
式の時に一人だけぴょこっと頭が出てると本人が恥ずかしいだろうと思って、家でも
「礼は頑張ろうね。歌やセリフはできるだけのことをやって、礼はきちんとやりましょう」
と励ましました。
あまり頑張って頑張ろうとプレッシャーになるほど言ってはいけないんですけど、
この式の頑張りどころはこの”礼”しかないと思ったので、ここは頑張らせました。
練習でできると本人も満足だったのでしょう。
家に帰って「礼ができたよ~」とにっこり笑顔でした。
練習のスモールステップは
- みんなと一緒に動く
- 礼ができる
で、ほとんどが現状維持でした。
できないことは多いけれど、気持ちがとても前向きなのでそれがスモールステップなのかなと思いました。
卒業式本番
いよいよ卒業式本番になりました。
練習と違うところは、自分やお友達の保護者がいるというところです。
人の目がたくさんになると100倍緊張します。
ちゃんとできるかな?私が緊張してしまいます。
入場は並んでちゃんとできました!
年少の時の運動会に入場さえできなかった頃とはもう違います。
スモールステップ!
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卒業証書も返事は出来なかったけれど、姿勢よく園長先生のところに取りに行くことができました。
スモールステップ!
歌はもちろん歌えませんでした。
けれど、下を向くことなくいい姿勢で「起立着席」の号令に合わせて動けていました。
スモールステップ!
保護者への感謝の言葉は、私の前まで歩いてきたのですが何も言えず困った顔をしていたので、こちらから「卒園おめでとう!」と言いました。
嬉しそうに緘黙っ子はにっこりしながら、礼をして自分の席に戻っていきました。
ここで、一人でもちゃんと礼ができました。
スモールステップ!
最後に卒園生全員で「こころのねっこ」という歌を歌ってくれました。
それまで私も緊張して涙は出ていなかったのですが、歌の歌詞がとっても素敵で感動で泣けてきました(´;ω;`)ウゥゥ
その歌詞はこちら
そこから、涙腺崩壊です( ノД`)家に帰るまで泣いてしまいました。
「ママ、はずかしい。。。なきすぎだよ。。。」と言われ、「ごめんね。。。」というしかありませんでした。
まとめ
卒園までにたくさんのスモールステップができました。
幼稚園の先生方、小学校の校長先生、お友達、その保護者の皆さんがいつもとっても親切で協力的でした。
だから、緘黙っ子は卒業式では声さえださなかったけれど、笑顔が絶えなく、とても楽しそうでした。
みなさんに感謝の気持ちしかありません。
園の中ではいろいろありましたが、何かあるたびに先生たちがすぐに解決してくれたので安心して園に休まず行くことが出来ました。
幼稚園の3年間でとても強くなった気がします。
これで幼児(未就学児)のスモールステップは終わります。
次回から小学校でどんな取り組みをしたのか記事にしていきたいと思います。
場面緘黙症で悩んでいる保護者のみなさんにこのスモールステップが役立ちますように☆
入学前におこなった取り組みはこちらから
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