場面緘黙症中学生編~周りの人に理解してもらおう!~私の子どもは、場面緘黙症
はいっ! しんママ☆りんごです♡
夏休みも終わり、二学期が始まっています。
幼児の二学期からのスモールステップはこちらを参考に☆
緘黙っ子の学校では、運動会が行われるので練習がはじまりました。
見せ場は、ダンスです♪
このダンスの練習で、事件が起こりました。。。(;´д`)カンベンシテヨ。。。
踊れない(緘動が理解してもらえない)
こういうダンス系って、緘動が少しでるんです。
昔は全く動けなかったのですが、今はずいぶん動けるようになりました。
でも、周りと比べると動きが小さい。。。
しかも、現在クラスに友達0人なので、一人で踊っているから動きの小さいのが目立ちます。
同じくらい踊れない普通の子はお友達たくさんと踊っているから楽しそうに見えます。
だから、踊れないことは気づかれにくい。
しか~~し、緘黙っ子は一人で楽しくなさそうに小さい動きで踊っているので、目立ったんでしょうね。
(担任ではない)先生から、
「この子、踊れないから教えてあげて!」
と他の子どもに緘黙っ子の指導を頼みました。そして、
「プレッシャーを感じるのか?感じないのか?」
とその先生は聞いたようです。。。
はい!ここまででオカシイところが二ヶ所あります(‘ω’)ノ
①「この子、踊れないから教えてあげて!」と他の子どもに緘黙っ子の指導を頼みました。
ここのところ( ゚Д゚)!
一人だけ踊れない状況、こんな劣等感を与えられると、緘黙児は余計に踊れなくなります。
緘黙症状をリラックスさせるには、成功体験を積んでいかなくてはなりません。
これは全く反対の発言!!!
学校で、緘黙っ子のケース会議を行っているのに、この発言!!!しかもこのあと、
②「プレッシャーを感じるのか?感じないのか?」
と緘黙っ子に聞いてるんですが、プレッシャーを感じずに生活している場面緘黙症の人っているのでしょうか?
普通の人の100倍のプレッシャーを感じながら生きているから場面緘黙症になっているのに。。。
どんな意味で聞いたのでしょうか?
多分「そんなつもりで言ったんじゃない」と答えるでしょうね。
今までにもこういうことがよくありました。
あるたびに思うんです。
身体障害者には、絶対にこんなことは言わないよねって。
例えば、義足の人に
「その脚に痛みを感じますか、感じませんか?」
なんて絶対に聞きませんよね。
配慮ができているんです、身体障害の人たちには。
でも、心の病の人たちには配慮はせずにこういうことを平気で言ってくる。
「ケース会議で配慮していきます」って、カウンセラーの先生が言ってたのに その会議に出た先生だけ配慮できて、それ以外の先生には情報は共有していないんですかねぇ。。。
この言葉で緘黙っ子はすごく傷ついて久々に号泣。。。
というよりパニック!!!
学校では泣かなかったけど、クラブまでして帰ったけど、帰宅して涙が止まらない!!!
体が震えて、頭を抱えて、大声を出しながら号泣。。。
「正直、こんな配慮のできない先生に道徳の授業をしてもらいたくないわ。
自分が道徳の勉強をもっとしなくちゃいけないんじゃないの?」
と私も腹がたち、子どもの前でブツブツ言ってしまいました。。。
そして、もちろん学校にすぐ電話です!
緘黙っ子は、私がモンペになってほしくないので、「電話をしないで!」と言いましたが、
「その日に起きたことはその日に解決しないといけないの。
明日からもこんなことが続くと学校に行きにくいでしょう。
こういうことを少しずつなくしていかなきゃいけないのよ。」
と納得してもらい、担任に電話で今日あったことを伝えました。
担任もダンスの様子を見ていたようで、
「能力的なものなのか、症状が出ているのか、どちらでしょうか?」と聞いてくれました。
「もちろん、症状です。劣等感が強くなるとこの症状も強くなります。」
と伝え、次の日からの対策を考えてくれました。
「先生に伝えたよ。明日からはこんなことがないようにしてもらえるから、安心して学校に行こうね」
と緘黙っ子に言うと泣きながら
「明日学校に行けるかな。。。」
と涙をボロボロこぼし無気力になっていました。
私はけっこう担任やカウンセラーに色々お願いしているので、配慮はわりと私の子どもはしてもらっているほうです。
しかし、こういうことは、うちの子に限らず緘黙児によくおこっていることなのです。
感謝をあらわせ!とか、返事ぐらいしろ!とか。。。
そんなことが出来る人は、場面緘黙症ではないのです。
返事をしない人が悪いのではありません。
感謝をあらわさない人が悪いのではありません。
したくても、できないのです。
はやく周りの人たちに理解してもらいたいものです。
いったい、どうやったら理解してもらえるようになるのでしょうか?
少し考えてみましょう。
緘黙児への理解
先生たちは、緘黙児を「話さない」と思っています。
けれど、話さないのではありません。
話したいけれど、話せないのです。
話さなければいけないと思えば思うほど、(我が家の緘黙っ子が言うには)喉の奥がキュ~ッと締まり声が出なくなります。
ダンスもそうですが、苦手だと思えば思うほど動きが小さくなります。
「どうして思うように踊れないんだろう!!!」と号泣していました。
動かないのではないのです。
動けなくなるのです。
一番理解してほしいところです。
そして、ここで話すことや動くことを無理やりさせないこと。
これは、本当に大切です。
無理やりは恐怖になります。
不安になりストレスにもなります。
そうすると、ますますできなくなります。
不安な状態を作らないようにして安心できる環境を作ってあげます。
安心すると少しずつできないこともできるようになってきます(スモールステップ)。
スモールステップのお話はこちらから☆
緘黙児たちは伝えたいことはたくさんあります。
話せなければ、交換日記のようなものや、今の時代ならタブレットなどを使っての会話をして、コミュニケーションをとるようにしてほしいです(NHKバリバラでやってました)。
緘黙っ子に学校で唯一声をかけてくれるお友達(他のクラスで残念)が、ラインで会話をしてくれます。
ラインでも緘黙っ子は短い言葉しか返しませんが、会話ができる事を喜んでいます。
こういう体験を学校でもやってほしいです。
あとは、保護者の協力です。
私は学校に色々お願いしすぎてモンペになっているかもしれません。
緘黙児の親ってわりと遠慮して言えないんですよね。
私も以前は遠慮して言えませんでした。
でも私がつたえなければ、学校は何もしてくれません。
自分の子どもが毎日学校で過ごしにくい生活を送っているって可哀そうじゃないですか?
緘黙児が安心して学校に行けるようにじゃんじゃん学校にお願いしてみましょう。
モンペ認定されてもいいじゃないですか!(・∀・)/モンペがなんだ~~~!!!
いろいろお願いしているうちに、先生たちが理解してくれるようになりますよ。
私たち保護者ができる事を可愛い子どもたちのために全力でやっていきましょう!
学校の担任へお願いしづらい方はスクールカウンセラーへ相談を☆