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宮沢賢治を読むための事典をご紹介!~読み聞かせのおすすめ絵本♪

2021/03/25
 
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わけあって離婚。40代半ばでシングルマザーになりました。 未成年の子供が3人。育ち盛り、食べ盛りで家計は火の車! パートの収入8万円では、全く足らず。。。 何とかなるの?これからどうするの?と思い、 誰かに報告、連絡、相談の【ほうれんそう】をしたくて、ブログをはじめました。 よろしくお願いいたします。

今回、私が紹介する本は、絵本でも児童書でもありません。

 

 

ある作家の本を好きになるために、手元にあったほうがいいな~っていう「事典」です。

ある作家というのは。。。

 

 

 

 

「宮沢賢治」です。

 

 

 

私が初めて宮沢賢治の本を読んだのは、小学5年生の夏休みでした。

 

おばあちゃんが、読書好きでマンガ以外の本を読まない私に、何とか本を読まそうといろいろ買ってきてくれました。

それがいつもちょっと難しい本で。。。

 

『巌窟王(がんくつおう)』

 


岩くつ王 (10歳までに読みたい世界名作)

 

 

『若草物語』

 


若草物語 (10歳までに読みたい世界名作)

 

など名作が机の上に気づいたら1冊ずつ置かれていました。

 

 

『巌窟王』はモンテクリスト伯が復讐をするお話で、カタカナの名前が多く登場人物も多くて。。。

 

この歳になって読めば、「復讐劇か。。。面白いな!」と内容も主人公の感情もよく分かります。

が、復讐の意味すら分からない10歳の小学生にはチンプンカンプンで。。。(@_@;)

 

 

そんな読書を毎回していました。

 

 

 

あるとき、おばあちゃんは私が長編を読むのが難しいと悟り、短編集を買ってきてくれました。

 

それが宮沢賢治の短編集だったのです。

 

 

 

その短編集の中に『注文の多い料理店』というお話がありました。

 


注文の多い料理店/野ばら (10歳までに読みたい日本名作)

 

あらすじは。。。

 

 

 

2人の男が狩りの途中 道に迷い、「山猫亭」という西洋料理店に入ります。

 

いろいろ店側からの指示があり、料理を食べるための身支度をさせられます。

 

しかし、これは身支度ではなく、自分たちが食べられる準備をしている。。。

 

 

 

という面白いけれど実は怖いお話です。

 

この不思議なお話にハマってしまったのです!

 

たぶん児童文学なので、難しい言葉もなく読みやすかったのでしょう。

 

何度も何度も読み返しました。

 

宮沢賢治って面白い(≧▽≦)!!!そう思った私は、

 

 

 

名作『銀河鉄道の夜』

 


銀河鉄道の夜 (10歳までに読みたい日本名作)

 

に手を出してしまったのです。

 

これが、賢治先生の作品が苦手になった原因の一つです。

 

 

 

非常にカタカナが多い!!!

 

『巌窟王』の時と一緒( ノД`)シクシク…

 

イーハトーブ、ジョバンニ、カムパネルラ。。。

 

 

 

日本人の作家が書いているとは思えないくらいの カタカナの量!

 

 

英語?ドイツ語?何語かわからないカタカナが1ページにたくさん出てきて。。。

 

 

 

 

イーハトーブっていったいどこの国だよ!!!

 

などと、読み続けても何も理解できない時間が 無駄に過ぎていきました。

 

 

 

宮沢賢治の文学をこんな思いで読んでいる方、いらっしゃいませんか?

 

小学校・中学校の国語の先生も これを授業に使ったらもっと国語の授業が面白くなりますよ~

という「事典」を紹介します!

 

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宮沢賢治の言葉の意味が分からない時は。。。

 

 

「賢治童話ビジュアル事典」 監修・中地 文 (岩崎書店)

 


賢治童話ビジュアル事典

 

宮沢賢治の作品は面白いけれど、私のようにどうしても難しくてわからない言葉でつまずいている。。。

 

という方、多いのではないでしょうか。

 

 

 

この辞典は「ビジュアル事典」と言うだけあってオールカラーで、写真、絵で用語を視覚から理解させてくれます。

 

 

 

例えば、『雨ニモマケズ』の中で

 

「一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲタベ。。。」

 

の「玄米四合」を写真でどのくらいの量なのか確認できます。

 

写真を見たら「玄米四合」多いな。。。と思っていると、「玄米四合は食べ過ぎ?」と見出しが。

 

そこには、当時の食生活などが書いてあり、決して食べ過ぎではなく「玄米四合」は質素なほうだと説明してくれます。

 

 

 

 

他にも、小学校の教科書で取り扱われている『やまなし』

 

この「やまなし」はトブンと水に落ちてきます。

 

私は大きめのラフランスのような梨を想像していたのですが、実際は丸い小粒です。

 

これも事典に写真が掲載されています。

 

日本の梨の原種であり、私たちが食べている幸水などの種類は「やまなし」を品種改良してできたものだと説明があります。

 

 

 

 

国語の授業で、このように説明してもらいながら賢治先生の文学を読み解いていたら、苦手になることもなかったのでしょうね。

 

教科書や児童書で字を読み、事典で用語を写真や絵で確認。。。

 

絶対に好きになるわぁ( *´艸`)

 

 

 

さて、こんなに用語が載っているならば、あれはいったいどう書いてあるのでしょうか?

 

あれですよ、『やまなし』にでてくる。。。

 

 

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クラムボンって何?

 

国語の授業でもやりますよね~

 

「クラムボンって何だろう?」って、この事典に答えが。。。

 

 

 

 

ありませんでした(≧◇≦)ヤッパリ。。。

 

 

 

 

これは、永遠の謎でしょうね。

 

水の中の場面、クラムボンの様子から読み解いていきます。

 

私が読み解くとクラムボンは「カニ」です。

 

かぷかぷわらう「カニ」です。

 

でも、そのあと2匹のカニが出てくるんですよね。。。

 

ワタリガニとシオマネキ。。。かな( ̄▽ ̄;)?

 

 

 

この事典の用語の中はありませんでしたが、コラム「クラムボンって何?」があります。

 

その中に、クラムボンと考えられるものが数点あげられています。

 

みなさんのクラムボンはこの中にありますか?確認してみてくださいね☆

 

 

まとめ

 

 

6000円とオールカラーの事典なのでお値段高めですが、宮沢賢治の作品を読んでいくには必要なものだと思います。

 

イーハトーブもモリーオもどこだが分かります。

 

ラッコの上着もセロも子どもが分かりやすいように説明してあります。

 

国語を教える先生たちの教材として、また、宮沢賢治の作品をお子さんに読んでほしいと思っている保護者の方など、お手元においてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

前回のおすすめ絵本はこちらから☆

子どもがたくましく生きる方法が書いてあります。

小学生向け(低学年)読書感想文用の本はこちらから☆

 

 

 

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