私の子どもは、場面緘黙症~スモールステップを始めよう<幼稚園・病院へ行ってみよう!>
3ヶ月に1度は病院に行って、緘黙っ子のカウンセリングを受けている しんママ☆りんごです♡
私の子ども、場面緘黙症かな?と思って、幼稚園・保育園・小学校には相談しても、病院に行くのはちょっと。。。と思われている方いませんか?
どんなことをするのか不安ですよね。
それが、わりと気軽に行けるんですよ(≧▽≦)
私が通っている病院の場合で説明いたします。
実際に通院したら、書いてあることと違うじゃないか( ゚Д゚)!!!と言われるかもしれませんが、こんな感じかぁ~♪と軽く読んでください。
そして、まだ病院に行かれてない方、この記事を読んで行こうかな~という気持ちになってくれたらうれしいです。
病院に行くきっかけ
私が病院に行ったのは、子どもの幼稚園の運動会の様子を見てからでした。
それまでは、ただ外ではおとなしい子だと思っていました。
しかし、100人3歳児がいるなかで、入場、個人競技、ダンスが全くできなのは私の子どもただ1人だったので、あれ?これはおとなしいではすまされないな。。。と思いました。
これがきっかけで、病院に行ったのです。その時のお話はこちらに書いてあります。
たまたま通院していた小児科の先生が発達障害などに詳しい先生で、臨床心理士さんもいらっしゃったので、検査もスムーズにすることができました。
プレイセラピーなどをして、リハビリしていましたが、引っ越しをすることになったので、引っ越し先で新たに病院を探すことになりました。
病院の探し方
引っ越し先ではなかなか場面緘黙症を専門とする病院がありませんでした。
そこで、地域の「子育て支援課」に電話をし、場面緘黙症を診てくれる病院はないか相談しました。
すると、県内でリハビリテーションできる病院・施設を何件か探してくれました。
その中で私は、駅から近く、車でも通える距離の大学病院を選びました。
小児科です。
しかし、紹介状がないといけないとのこと。。。
そこで、近くの発達障害の専門の病院に行き、状況を説明し、大学病院の診察の予約をとってもらい紹介状も書いてもらいました。
一人では探せないけれど、「子育て支援課」の方がとても親身になって力をつくしてくれました。
紹介状を書いてもらった病院を教えてくれたのも「子育て支援課」の方でした。
ネットで探すのは簡単ですが、どの病院が子どもに合うのかわかりません。
予約を取って行ったとしても、専門家がいないかもしれません。
私はとても安心して行けました。
初診(大学病院・小児科)
大学病院というところに初めていくので少し緊張しました。
先生はとても優しく子どもに接してくれたので、緘黙っ子も時々笑顔になっていました。
先生とは体が固まることなく指さし・うなずきで対応していました。
先生は
「これからリハビリテーション科で言語療法、作業療法をしてもらいます」と言われました。
私が
「これをしても、みんなの前で話せるとは思えませんが。。。」と言うと、
「他の人と話す練習の場として、リハを行っていきましょう」と。
先生は「何か嫌な音はありませんか?」と聞かれました。
「トイレのエアタオルの音、赤ちゃんの泣き声、雷。。。」と私が言うと、
「聴覚過敏の可能性があります。ビタミンで治ることもあるので、試しに飲んでみましょう」
これは、何に関係あるのかと言うと、音が大きく聞こえすぎているので、声のほうにも影響があるのかも。。。ということで、効かないかもしれないけれどビタミン剤を処方してもらいました。
これが効いたんですよ( ̄▽ ̄;)
ウソみたいにエアタオルや雷の音に対して耳ふさぎをしなくなったんです。
あ、声のほうには効きませんでしたけど( ;∀;)
音のことなど、どの病院に行っても言われたことなかったので、さすが~大学病院( *´艸`)って、思いました。
その日は、次回リハビリテーション科の診察の予約を取って終了です。
初診(大学病院・リハビリテーション科)
小児科からの紹介でリハビリテーション科での診察です。
リハの窓口となる先生に緘黙っ子の今までのことを説明しました。
「言語療法・作業療法をはじめていきましょう。それでも改善されない場合は、心療科の先生と連携をとりながらリハをやっていきましょう」と。
緘黙っ子は、男性が苦手なので、女性の療法士さんをつけてもらえることになりました。
大きな病院のすごいところはそれぞれの科が緘黙っ子のために連携して治療してくれるところ。
信頼できて安心できました。
言語療法(初回)
初めての人は緊張するのですが、優しい女性の療法士さんだったので、一緒に絵を描いたり、トランプしたり、とても楽しそうでした。
ただ絵を遊んでいただけではなく、その絵が年齢相応に描けているのか、トランプの内容が理解できているのかを調べていたようです。
「ちゃんと年齢相応のことはできています」と。
「発達検査をするのだけれど、もう少し私とこの場所に慣れてからしていきましょう」と。
これ、初めてこんな事を言われたのです。
いままでは、「検査をやりましょう。。。」と初めての部屋で、慣れてもいない人たちに囲まれ、いつもできる事もできず。。。そんな検査でした。
子どもの気持ちを一番に考えてくれて、一番いい状態で検査をする。
こんな当たり前のことが、ほかの病院ではできていなかったのです。
これは私が子どもをまかせられる、と思った一番の出来事です。
作業療法(初回)
若い優しい女性の療法士さんでした。
緘黙っ子は、体を動かすことが大好き!!!
この作業療法の部屋には、トランポリンやボールプール、ジャングルジム。。。楽しいことがいっぱい!!!
初回から声を出していましたΣ(゚Д゚)ビックリ!
一緒に遊んでくれるお姉さんという感じで、安心して声が出せたようです。
ここでは、危険な時に声を出す練習をしましょう、と。
学校やそれ以外で危険なことに遭遇したときに声を出すことって大切です。
自分を守るとき、人を助けるとき、そういうときの大声を出す練習みたいです。
なので、療法士さん、けっこう危ないことをするんです。。。
でも緘黙っ子は、それを危険と思わずに遊んでもらってると感じ喜んでいました(;・∀・)
「あぶない!やめて!」
これを期待していたんですが
「きゃ~♡」
。。。反応間違ってますよ。
動きに関することを色々相談してくださいね、と言われ、次回の予約をとって終了です。
病院に行って
- 聴覚過敏かもしれない
- リハで効果がないようなら心療科へ紹介
- 場所や人に慣れてから発達検査をしましょう
- 自分や他人を守るための声を出す練習
などなどの発見!!!病院に来てみてよかった~と思いました。
今までは相談相手が私の母親だったり、園の先生だったり、専門家ではない人たちでしたが、私の相談機関ができました。
的確なことを答えてくれると、私の不安が減ります。
次の診療日までに、私や園の先生たちが気になることや質問したいことを書いて、病院の先生たちに聞いて、ストレス解消できました(≧◇≦)
緘黙っ子が通院した病院はこんな感じです。
大学病院だからといって「白い巨塔」の財前先生のような厳しい方はいらっしゃいませんでした。
みんな優しい先生ばかりです。
病院に通っても場面緘黙症は治るわけではありません。
けれども、私のように相談機関にしてみたり、新しい発見ができたり。。。
プラスになることもたくさんあるので、今回の記事を参考にして病院に行くことを考えてみてもいいかもしれませんね。
保護者の方の不安が一つでもなくなりますように☆
次の場面緘黙症の記事はこちらから
まだスクールカウンセラーにお世話になってない方はこちらから
前回のスモールステップはこちらから
病院の先生が発見してくれたHSCの記事はこちらから
場面緘黙症の人気記事はこちらから