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場面緘黙症の小学生になったとき小学校の対応<小学1年生>

2020/07/12
 
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わけあって離婚。40代半ばでシングルマザーになりました。 未成年の子供が3人。育ち盛り、食べ盛りで家計は火の車! パートの収入8万円では、全く足らず。。。 何とかなるの?これからどうするの?と思い、 誰かに報告、連絡、相談の【ほうれんそう】をしたくて、ブログをはじめました。 よろしくお願いいたします。

小学校での取り組みは、幼稚園の取り組みほど容易ではありません(協力的な先生が担任になれば別ですが(;^ω^))。

 

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園ではいろいろできたお願いも小学校ではできない。。。何をしたらいいのだろう?って思っていませんか?

 

 

そこで、私が小学校でおこなった取り組みをご紹介します。

 

でも、これが正解ではありません。

私もいろいろ失敗しています( ̄▽ ̄;)

 

 

場面緘黙症の子どもたち一人一人が違う特性をもっているんです。

その子に合った取り組みをしていかなければいけません。

 

 

な・の・で、「参考」にしてください

 

 

今まで何もしていない方は、私の取り組みを読んで、少し行動してみませんか?

 

「見守る」という放置ではなく、何かアクションを起こせば、子どもたちの何かが変わるかもしれません。

一緒に克服に向けて頑張りましょう!

 

 

では、今回は小学1年生の取り組みをご紹介します(・∀・)/ 

 

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小学1年生の取り組み

私も初めての小学校で、何をどのように先生たちにお願いしたらいいのかわかりませんでした。

 

私なりに、試行錯誤しながら取り組んでいきました。

 

入学前に先生と顔合わせ

 

これは、前回お話しました。

 

入学前に担任の先生を無理を言って紹介していただきました。

 

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そして、返事の練習をするために、先生に緘黙っ子の名前を呼んでもらう動画を撮らせてもらいました。

 

先生が「○○さん!」というと緘黙っ子が「はい!」と家で言う練習をするためです。

 

 

 

しかし、家で返事の練習をさせようとすると、恥ずかしいからか逃げ回り、1度しかしてくれませんでした。

言い方を変えれば、1度できた!!!。。。というところでしょうか(;・∀・)

 

入学式

 

園でみんなと一緒に「礼」ができるようになったので、入学式で「礼」は絶対に頑張ろうと約束しました。

 

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入学前に担任を紹介してもらっていたので、その緊張は少しは低くなったと思います。

 

でも、人数が少ない園だったので小学校の人数の多さにビックリして緊張強↑↑でした。

 

 

 

約束の「礼」ですが、ちゃんとできていました!!!

できる事を約束するのも必要だと思います。

 

普段なら「礼」はできるのかもしれませんが、この大勢の中で「礼」ができるのか?とおもったので、「お母さんとの約束」にしました。

 

 

 

家に帰ると緊張が解けてか、「涙が勝手にでてくるの!」と、泣いていました( ノД`)シクシク…

普通の子の100倍緊張しているんですもん。

よく頑張りました!

 

 

家庭訪問でいろいろお願い

 

家庭訪問に先生が来られる前に、
緘黙っ子の学校での様子をクラスの子どもたちに聞いたりして情報をたくさん集め、
家庭訪問でお話やお願いをしました。

 

 

入学したばかりで、一番仲のいい子が新しいお友達を作って遊びに出かけるので、休憩時間一人になるようでした(他のお友達談)。

それを担任に聞いてもらい、すぐさま声掛けをしてもらいました。

緘黙っ子も誘って遊びに出かけるようにしてもらいました。

 

 

お茶を飲むタイミング、

トイレに行くタイミングが、

園とは違うので出来にくいようでしたので、先生に緘黙っ子だけでなくみんなに声掛けをしてもらうようにしました。

 

「休憩中にトイレにいってね~」

「のどが乾いたら休憩中にお茶をのむんだよ~」など、違和感ない指導をしてもらいました。

おかげでトイレを我慢しなくてよくなりました。

 

 

緘黙の子って、言えないから我慢することが多いんですよね。。。

さすがにお漏らししてはかわいそうなので、こちらがお願いする形になりました。

 

 

こういう些細なことですが、伝えないとわかってもらえないことがたくさんあります。

しっかり、先生たちに伝えていきましょう!!!

 

 

他には、苦手なこと、得意なことなどを話しました。

口頭で言っても忘れられたらいけないのでサポートブックを作成して渡しました。

 

【サポートブックとは。。。】

 

 

参観日後の学級懇談で説明

幼稚園では、緘黙っ子のことをクラスメイトがみんな理解してくれていましたが、小学校になってからは子どもたちから変わった子。。。だと思われます。

おそらく、家でも話題になっていたと思います。

 

 

だから、参観日の後の学級懇談は、緘黙っ子のことを説明できるいい機会でした。

 

担任の先生にお願いして、時間をつくってもらい、緘黙っ子はどういう子なのか説明しました。

ちゃんと伝わったかどうかは分かりません。

でも、次に家で話題に出たときに、説明してもらえたらいいな~と思いました。

 

 

私の顔を知ってもらう

 

園は保護者と先生の距離が近かったのですが、学校はそうはいきません。。。

それでも、放置されないようにできるだけのことをしました。

 

通常は、参観日や行事の日、オープンスクールぐらいしか学校に行けません。

少しでも学校と私の距離を近くするために、行く機会を作りました。

 

読み聞かせのボランティア活動のメンバーになりました(*^^)v

 

【関連記事】絵本読み聞かせボランティア

 

読み聞かせは毎月1回ですが、学校側に私の顔を知ってもらうのには絶好の機会です。

 

積極的に、緘黙っ子のクラスに絵本を読みに行きました。

そこで読んだのが「なっちゃんの声」です。

 

【なっちゃんの声】

 

場面緘黙の子がよく「あ!って言ってみて」と言われます。

言えるんですよ、本当は。でも、ここでは言えない。。。

これを説明するのにとってもいい本です。

 

まだ読まれていない方は、一度読んでみてくださいね☆

使えますよ(´艸`*)

 

 

放課後担任と遊ぶ

 

学校での近況を聞きに行くついでに放課後に先生と遊びました

 

下の子たちも連れて一緒に。

そうすることで、緊張が和らぎ、教室で下の子たちと話すようになってきたのです。

先生に声を聞かれても平気!とってもいい状態でした。

 

 

病院の先生がおっしゃるには。。。

「若い先生や新任の先生のほうが、

『学校って、こういう子を持つ担任って、こういうもんなんだ。。。』

と思ってくれるので、どんどんこういう取り組みを当たり前のようにしていきましょう!」

。。。って(≧▽≦)

 

 

お忙しいのに、可哀想だけどやっちゃいました(協力してくれた担任に感謝です♡)。

 

 

運動会

園のスモールステップで、3年かけてみんなと同じように動けるようになっていました。

だからといって、小学校でも引き続き。。。と思っていたら大間違いです。

 

大勢になったら、緘動が出て動けなくなりました(;゚Д゚)!!!

 

特にラジオ体操とダンス表現です。

クラスから全体へ。。。とやってきた園とは違います。

【関連記事】

 

 

教育課程の中で、時間の効率化をはかりながらおこなう小学校ではスモールステップ。。。とはいきませんでした。

 

ラジオ体操はいきなり全校練習になってしまい棒立ち。。。

棒立ちなので、支援員にマリオネットのように動かされる

これ、本人つらいんですよ。

 

このラジオ体操があったので、その後のダンス表現も良いイメージが作れず、棒立ちになってしまいました。

 

モヤモヤしていたので、その後校長先生とお話したら。。。

「園で3年かかったんです、小学校も3年後にはできるようになりますよ」と。

 

 

そう言われると、納得してしまい。

 

今年は見学、来年から参加!と私も心と頭が切り替わりました。

 

 

音楽のテスト

 

小学校にはテストがあります。園ではなかったものです。

 

ペーパーテストは書けばいいので、できます。

ですが、歌のテストはそういうわけにはいきません。

 

担任から電話がありました。

「歌のテストが明日あるのですが、どうしましょうか?

別の部屋で歌えるのなら、別の部屋で一人でテストをしましょうか?」

と聞かれました。

 

 

学校で声が出ないので、別の部屋に移ったって、歌えません。

 

どうしてもしなければいけないのかな?と思い

「ボイスレコーダーに歌をとっていきましょうか?」

と提案しました。

 

 

「みんな同じ条件でしないといけないので。。。家はちょっと。。。」と。

 

そりゃそうですよね。

ペーパーテストを持って帰って家でやる人いませんもんね( ̄▽ ̄;)

 

ということで、歌のテストは先生と相談して、しない。。。ということになりました。

これも校長先生は

「成績がすべてではありませんよ。お母さん」と。

 

妙に納得。

緘黙でも緘動でも、

できる事をきちんとする!

できそうなことは頑張る(スモールステップ)!

と緘黙っ子と一緒に決めました。

 

 

二学期の登校

 

夏休みは家の居心地がよくなるので、二学期学校に行きづらくなる子どもがいると聞きました。

 

なので、学校が始まる1週間前から、

お友達と遊ぶ機会をつくり、学校に行ったらお友達に会えるよ~学校は楽しいよ~という状況をつくりました。

お友達の協力もあって、二学期はグズることなく登校できました!

 

 

学芸会

学芸会は運動会と並ぶ大イベントです。

 

もちろん、しゃべれません。

それより、動けるのかどうか?それも不安でした。

 

しかし、学芸会は運動会とは違い、クラス単位で練習してから全体で合わせるので、うまく動くことができました(;”∀”)ホッ。

セリフも他のお友達に言ってもらい、緘黙っ子は動きの練習!

本番では練習通りちゃんと動けました!

 

大勢の目はとても緊張したけれど、楽しかった~♪と大満足でした☆

 

その他

 

細かいことだと思われるようなことも いろいろお願いしました。

 

 

遠足のバスの席

教室の席などのお願い。

誰かに嫌がらせをされたり、

言われたら、

すぐに電話か連絡帳に書いて二度とないようにしてもらいました。

 

決して、モンスターペアレンツ(モンペ)ではありませんよ。

無理なことはお願いしていません。

 

いつも、「できればお願いします。。。」のスタンスで。

 

先生も人間です。

できるものとできないものがあります。

できないものは「仕方ないな。。。来年してもらおう♪」と思っています。

 

 

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まとめ

 

入園する時も不安でしたが、入学もとっても不安でした。

なるように、なるさ~♪って、

私は思えない性格なので、一つずつ、担任と連携をとり、進んでいきました。

 

みなさんもこの取り組みを参考にして、自分のお子さんに合ったスモールステップをしてみてくださいね☆

 

 

次回は小学2年生の取り組みです☆

 


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